大言小語 底は見えたか、マンション市況
住宅新報 2009年4月28日 号 1面
マンション市況は底を打ったのかどうか。首都圏新築市場に限れば、この半年が暗かっただけに、若干の明るさが漂う。販売在庫は9000戸を割り、3月の契約率は8カ月ぶりの70%台に乗せた。これが回復への起点となるかはともかく、一つの転機のように見える。
▼「そろそろ即日完売も夢ではない」。新規プロジェクトでの巻き返しも始まろうとしている。「在庫が圧縮できた」「取り扱い物件が少ないのにモデルルームへの来場者総数が昨年同期を上回り始めた」「見込み客の会員組織の人数が最多を更新している」。大手ディベロッパーの担当役員の証言だ。プロジェクトによって波はあるが、条件のそろったものは相場より高くても手応えは十分だという。
▼背景には住宅ローン減税や、長期固定型住宅ローン「フラット35」の融資比率緩和など、政府のテコ入れ策が徐々に効果を上げつつある。すでに、住宅ローン減税はかなり浸透してきた。「フラット35の方はどれだけ実績が上がるかは不明だが、金融機関の貸し出し姿勢を後押しする心理効果は期待できる」と見る。













