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スタンダード会員限定出雲土建 『炭』の防音効果実証 重量床衝撃音を低減 天井用調湿木炭 静かな住まいに貢献

住宅新報 2009年3月24日 号 24面

 出雲土建(島根県出雲市、石飛裕司社長)はこのほど、同社開発の天井用調湿木炭に、鉄筋コンクリートマンションで問題になることが多い重量床衝撃音を低減する効果があることを確かめた。

 小林理学研究所、日本大学理工学部(井上勝夫教授)と共同で実証し、都内で開かれた日本音響学会で発表した。

 調湿木炭「炭八」は、子会社の出雲カーボンが、廃木材リサイクルとして製造しているもの。スギやヒノキ、マツなどの針葉樹をチップ化し、800度の高温で炭化する。これを袋に詰めてマンションの天井裏に敷設する。

 重量床衝撃音は、子供が走り回ったり重い物を落とした時に階下に伝わる「ドスン」という鈍くて低い音。

 今回の実験では、天井裏に1平米当たり約11kgの炭を置いた。スラブ厚や天井下地素材などが異なる6室で調べた。その結果、重量床衝撃音の評価値で約3デシベルの改善が見られた。これはコンクリート床を約3センチ厚くしたのと同じ効果という。低減メカニズムについてはさらに詳細な検討を進める必要があるとしている。

 重量床衝撃音を低減するには、コンクリート床を厚くする方法が一般的と考えられてきた。

 石飛社長は、「マンションのコンクリート厚を軽量化でき、コスト削減につながる。また、新築時のほか、音や湿気に悩まされている居住者の解決策の1つとして、リノベーション時にも活用してもらいたい」と話す。

 同社では、02年から調湿建材「炭八」の事業を始めた。これまで島根大学などと共同で、調湿効果やアレルギー症状を緩和する可能性を実証してきた。当初、床下用から販売を開始。天井用は自社施工の賃貸マンションで使用し、「炭の家」ブランドで約20棟を展開してきた。入居者から「静かで過ごしやすい」という声が聞かれ、防音効果について検証することになった。

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