マンションの利回り上昇 賃料は下げ渋り傾向 東京23区、不動研08年下期インデックス
住宅新報 2009年3月24日 号 6面
日本不動産研究所がこのほどまとめた「住宅マーケットインデックス2008年下期」の調査結果によると、東京23区内の賃貸マンションの賃料は比較的安定的に推移する一方で、分譲マンション価格は下落に転じ、平均利回りは高くなる傾向で、特に都心部で顕著であることがわかった。
賃貸マンションの賃料は23区平均で新築・中古とも標準タイプが安く(月額1平米当たり新築3690円、中古3330円)、大型タイプが高い(同5041円、同4456円)。前期(半年前)比では標準で2%程度上昇、大型は上昇率が鈍化、小型も1%未満の増減とほぼ安定的な横ばいで推移した。
一方、分譲マンションの23区平均の新築価格は標準タイプが1平米当たり79.9万円で、大型・小型がともに99万円。中古は標準が56.6万円、小型が63.2万円、大型が81.5万円。新築は05年頃から上昇した後07年下期をピークにどのタイプも概ね下落(前年比4-10%)。中古も標準・小型が08年上期をピークに約8%下落している。
この結果、23区の新築物件の平均利回りは大型が6.1%(1年前5.4%)、標準が5.5%(同5.2%)、小型が4.7%(同4.4%)となった。これは、小型より大型の方が空室リスクが高いことが影響しているようだが、都心5区では小型タイプの供給過剰感が募り、23区と逆転傾向も見られるという。













