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スタンダード会員限定長谷工 建築コスト、最大20%削減 マンション 基本性能は確保

住宅新報 2009年3月24日 号 4面

 長谷工コーポレーションはこのほど、マンションの建築コストを最大20%削減する新企画「BeLiv(ビーリブ)」の提案を、ディベロッパー各社へ開始した。

 同企画は、建物構造などの基本性能を確保しつつ、華美な仕様・仕上げなどを見直すことで建築コストを削減するもの。住宅内部だけでなく、建設用地や外構、駐車場といったマンションを構成する一つひとつの要素について見直しを行い、コストカットを図る。

 同企画の初弾物件が、同社100%売主の「ブランシエラ川口青木町公園」(埼玉県川口市、JR京浜東北線西川口駅徒歩19分)。総戸数59戸の物件で、コストアップにつながるキッズルームや集会室などの設置は省き、機械式駐車場の導入も見送った。駐車スペースは平置き式で30台分しか用意できなかったが、周辺の有料駐車場を長谷工グループが紹介することで対応する。

 専有部分の設備機器類については、必要最小限のものに絞ったものを標準タイプとして用意。それに様々なオプションを有償で付加してもらう形とした。例えば、「食洗機」「浄水器」「ガラストップコンロ」「洋室引き戸変更」「保温浴槽」「ワンストップ排水栓」「トイレ手すり」「トイレセンサー」「ホーム保安灯」「カウンター下収納」をセットとしたオプションでも、ローン返済額(35年)が月々2000円のアップで済むといった提案だ。このような提案内容を10種類ほど用意している。

 また、建築コストの削減をうたった場合、構造体など基本性能に不安を抱かれるケースが多いことから、「住宅性能評価書」は設計・建設両方について取得することとした。

 今回の物件は3月6日から販売を開始し、第1期30戸のうち24戸の契約が終了(3月18日時点)。7月中に完売する計画だったが、前倒しできそうな勢いだという。

 販売価格は80平米で2798万円から。月々の返済額を3000-4000円増やし設備機器をグレードアップする層と、基本プランの住宅のまま購入する層と2極化が見られるという。「様々な考え方を持ったユーザーにアピールできている」と販売担当者は自信を見せる。

 販売価格に対する建築費の占める割合が高い郊外部のマンションを中心に、ディベロッパー各社への提案を積極化していく方針だ。

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