東京・丸の内に大型ビルが完成 1フロア3000平米以上 大手町と新たな歩行者通路も 三菱地所など
住宅新報 2012年2月7日 号 9面
三菱地所が住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行と共同で、東京都千代田区丸の内1丁目で開発を進めてきた「丸の内永楽ビルディング」がこのほど完成、報道向けに内覧会を開いた。同社の丸の内再構築第2ステージ第2弾プロジェクトで、「丸の内」と「大手町」の結節点に位置、金融の中枢機能が集中しているエリアに相応しい高機能を備えた最新のオフィスビル。三者の区分所有ビルで、住友信託銀行は「三井住友信託銀行本店ビル」として、三菱東京UFJ銀行は「三菱東京UFJ銀行丸の内1丁目ビル」として開業する。
敷地面積は8033平米、建物は地下4階・地上27階建て、延べ床面積13万9800平米で、丸の内地区では最大級の1フロア当たり3000平米以上の無柱オフィス空間を備えたSクラスビル。通常の1.5倍程度の耐震性を確保した制震ビルで、非常用発電機や井戸を備えた。環境面では、屋上に大規模太陽光発電パネル(1100枚)を設置したほか、LED照明、断熱性の高いエアーフローウインドウの採用などで、国土交通省の「省CO2推進モデル事業」に認定されている。また、地下1階から地上2階には26店舗で構成する商業ゾーンを配置。新丸ビル、日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビルと地下でつながり、東京駅から地下鉄大手町への新たな歩行者ネットワークも構築する。
当初は三菱地所所有ビルの単独建て替えの予定だったが、隣接と一体となった3者共同事業となり、特定街区の手法と特例容積率の適用(パレスホテルから移転)を活用して容積率1573%(通常1300%)を実現。09年9月に着工、28カ月で完成した。地下から地上2階までを地域活性に貢献するにぎわい施設とするため、エレベーターホールを3階に上げたのも特徴。テナント入居率は8割弱で、残りは交渉中という。













