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スタンダード会員限定豊富な住戸プランから選択 限りなく『自分好みに』 三菱地所レジ ザ・パークハウス茅ヶ崎東海岸南

住宅新報 2011年12月20日 号 11面

 「画一的な間取りには魅力を感じないが、完全な自由設計は敷居が高い」――。分譲マンションの購入に際し、そう考える人は少なくない。三菱地所レジデンスの「スマートセレクト構想」は、こうした需要を踏まえた新たな試み。住戸の位置を問わず、好みの住戸プランを選んでもらう仕組みとしたのが最大の特徴だ。第1弾物件となる「ザ・パークハウス 茅ヶ崎東海岸南」の第1期販売を、12年1月中旬に開始する。

 物件はJR東海道線・相模線の「茅ヶ崎」駅から徒歩16分の場所に立地し、全35戸の地上3階建て。海岸までは100メートルも離れておらず、眺望の良さが魅力だ。専有面積は72~79平米だが、間取りに関しては現時点で『未定』。すべて1LDKの可能性もある。

 その理由はSI(スケルトン・インフィル)工法により実現した、選択制住戸プランの導入だ。買主は住戸区画を決めたうえで、「家事が楽しい家族の家」、「サーフィンを暮らしの中心にした家」など計8種類のプランから選択。続けて色彩や和・洋室の別なども希望し、限りなく『自分好み』の内装に近づけることができる。

 それぞれのコンセプトに応じ、間取りは1~3LDK、更にサーフィンを趣味とする居住者を想定した「土間付き」まで幅広く用意した。全戸で共通なのは開口部周りと玄関部のみで、洗面やキッチンといった水回り設備の位置も様々。これは床下に約30センチメートル分の空間を設け、ここに水道やガスなど各種配管をまとめたパイプシャフトを配したことで実現したものだ。第1種住居地域に当たるため、階数の制限によってかえって各階の高さに余裕が生まれ、床下スペースを確保しやすい条件に恵まれたという。

 また、梁(はり)も床下に集約。天井高は一般的な2メートル40センチだが、梁が少ない分室内を広く感じられる。住みやすいだけでなく、将来リフォームする際も設計上の制約が少なくて済む。

 住まいに『個性』を求めながらも、ゼロベースからの自由設計となると手間や費用面で二の足を踏む傾向は強い。そこで、あらかじめ用意したプランの中から自由に選んでもらうシステムとし、需要の裾野を広げた形だが、「デザイナーズマンションを目指したわけではない」と小川喜之開発第四グループ主任。今回の案件では、事業パートナーとして建築設計事務所や「無印良品」の良品計画(東京都豊島区)と提携した。共に建物・住戸プランを作成する過程で、デザイン性に配慮しつつ、シンプルを基調とすることや収納の確保に力点を置いたという。

 10月に開設したモデルルームには、これまでに約100組が来場。興味を持ったきっかけは立地の良さに起因するようだが、物件説明後は、内装の自由度と低廉な価格を両立した点を評価する声が多く寄せられているという。

 「業界を盛り上げる立場として、需要の変化に対応していく責任がある」(小川氏)。価格と立地のバランスだけに終始しない販売戦略に、最大手が先陣を切って挑む。

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