アルデプロ 来期23億円の黒字化へ 実需向け中古再販を強化
住宅新報 2009年3月17日 号 4面
アルデプロはこのほど、来期(10年7月期)の最終利益を23億円確保する経営計画を発表した。
同社のビジネスモデルの原点である「中古マンションの再生事業」に経営資源を集中し実現を図る。1住戸ずつ買い取り再販していくスタイルではなく、1棟ごと購入しリニューアル後に個別販売する方針だ。「1棟購入して個別に供給する手法はこれまでも手掛けてきた。管理組合の組成などノウハウも大きなウエートを占める事業だ。他社にはないストックビジネスとして差別化を図りたい」と秋元竜弥社長は語る。
同社は創業以来右肩上がりの成長を継続してきたが、「大規模な土地や商業施設などに手を出し、それが動かなくなってしまった」(秋元社長)ことが業績低迷の要因だと話す。今期(09年7月期)は218億円の最終赤字になる見通しだ。
ただ、これは現在抱えている資産のなかで、銀行からの借り入れ金額よりも低い価格で積極的に売価した結果も含まれており、「すべての膿(うみ)を出し切った状態」(同社長)の数字だと指摘する。金融機関からも売却促進にはOKのサインが出た模様だ。
資金については第三者配当による増資などで、今期末で約31億円の現預金を確保できるメドがついた。それを元に中古物件の仕入れを積極化していく。
仕入れる物件は企業が放出する社宅や寮で、「昨今の不況で(社宅や寮を)手放すケースが非常に増えている」といい、情報は豊富にあるという。その中から、粗利益率20%確保できる物件を厳選して取得する方針だ。
年収400万円前後の層をターゲットとし、1000万-2000万円程度の価格で供給する。来期の引き渡し目標は1000戸程度に設定している。













