ひと 「より良い管理」を模索 管理組合「模擬総会」を企画 杉並マンション管理士会会長 田村晃清さん
住宅新報 2009年3月17日 号 2面
東京・杉並区で先日開かれたマンション管理セミナー「模擬総会」には、多くのマンション居住者が訪れ、会場は熱気あふれるものとなった。主催は杉並マンション管理士会。田村晃清会長をはじめマンション管理士会員が半年以上にわたって、模擬総会のシナリオを練り上げてきた。当日はマンション管理士が管理組合理事長や組合員に扮して、「修繕工事の実施」を主なテーマに、本番さながらの「総会」を展開した。
「架空のマンション管理組合の臨時総会という設定だが、区内のマンションで実際に起きた事案をベースにまとめた。それだけに臨場感のあるものになったようだ。テーマとした『耐震への対応』や『給・排水管の劣化』については、多くのマンションが抱える問題の1つであり、参考になる点も多かったのでは」
模擬総会ではマンション管理士の活用手法についても言及。議案には管理費滞納者に対する法的手続きや修繕特別委員会の設置といった論点も盛り込まれた。
「総会を見てもらうことにより、マンション管理の基本的な手続きや委任状の扱いを分かりやすく学ぶことができるように工夫した」
総会には、実際の杉並区職員や住宅金融支援機構職員も登場。区の助成制度や機構の借入手段の解説などもあり、身を乗り出して聞き入る参加者の姿もみられた。
杉並区では30年超のマンションが多く、居住者の高齢化も急速に進んでいる。それだけに、築年数を経たマンションを維持することへの関心は非常に高いようだ。
杉並マンション管理士会は、定例会の内部研修を中心に活発な活動を行っている。今後は広報についても積極的に行っていきたいという。
大学を出てから管理会社に入社。03年にマンション管理会社「ライフコミュニティ」を設立。「マンション管理士」「一級建築士」集団として、コンサル業務でも実績を積んできた。
趣味はゴルフとスキー。
「管理業務は土日が中心となることもあって、なかなか時間が取れません」
(吉岡
達也)













