ゲストハウスに新たな動き 「高額系」に高まる人気 市場拡大のカギに
住宅新報 2009年3月17日 号 1面
20-30代の間で普及が進むゲストハウス。1住戸もしくは戸建て住宅を数人でシェアする形態の賃貸物件で、その市場は年々拡大。賃貸物件の空室対策として活用する不動産会社も現れている。ゲストハウス利用者にとって大きな魅力は入居者間のコミュニティだが、「家賃が安い」といった実利面があることも人気の理由だ。そのような中、家賃は周囲のワンルームマンションより割高な物件の供給も目立ってきた。高額帯であるにもかかわらず、入居待ちが出るほど高い稼働率を示している状況だ。今後、更なる発展が期待されるゲストハウスの新たな流れとして注目が集まる。
ここ数年でゲストハウス市場は急速に拡大した。ゲストハウス紹介の総合ポータルサイト「ひつじ不動産」を運営するひつじインキュベーション・スクエア(東京都渋谷区)の調査によると、05年末に首都圏で2893あったベッド数が06年は4795に拡大。07年には更に増加し6891になっている。「今後も間違いなく増えていく」と北川大祐社長は予想する。
ゲストハウスの魅力について、「ずばりコミュニティにある」と話すのは、提携会社と共に2つのゲストハウスを運営する三田ハウジングの三田俊彦社長だ。かつて、付きまとい行為に悩まされていた女性入居者から、「同じゲストハウスに暮らす男性たちが守ってくれたことが嬉しかった」という声を聞いた。「仲間を思う気持ちが芽生え、昔あった『村を守る若い衆』のようなコミュニティが形成されている」(同社長)と感じたという。













