2審も有罪判決 元ヒューザー社長執行猶予5年 東京高裁
住宅新報 2009年3月10日 号 16面
一連の耐震強度偽装事件をめぐって、マンションの強度が不足しているのを知りながら売買代金約4億1000万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われたマンション販売会社「ヒューザー」元社長、小嶋進被告(55)の控訴審判決が3月6日、東京高裁であった。門野博裁判長は、懲役3年・執行猶予5年とした1審・東京地裁判決を支持し、被告及び検察双方の控訴を棄却した。
1審では検察側が、小嶋被告が神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ藤沢」建設で元1級建築士・姉歯秀次受刑者(51)によって構造計算書が偽造され、安全性が確認されていないにもかかわらず、05年10月に売買契約を結んだ11人に対して営業担当者を通じて引き渡し中止を指示せず、売買代金をだまし取ったと主張。これに対して、小嶋被告は一貫して、無罪を訴えていた。
08年3月25日の1審判決では、小嶋被告に詐欺行為に対する「弱い故意」があったとした上で、「姉歯受刑者が改ざんし、確認検査機関が見逃したという事情もある」として執行猶予判決を下した。
これに対して、検察側は「量刑が軽すぎる」として控訴していた。













