耐震偽装訴訟 愛知県の過失認める
住宅新報 2009年3月3日 号 9面
耐震強度偽装事件で建て替えを余儀なくされた愛知県半田市のビジネスホテル「センターワンホテル半田」(中川三郎社長)が、建築確認をした県などに約5億1600万円の支払いを求めた訴訟の判決が2月24日にあり、県の審査に過失があったとして約5700万円の支払いを命じた。一連の事件で、行政側の過失を認めた判決は初めて。
判決で戸田久裁判長は、建築確認審査を「危険な建築物を出現させないための最後のとりで」とし、建築主事は「建築主の信頼に応える専門家としての注意義務を負う」とした。県側などは、「改正前の建築基準法に定められたもののみ審査義務を負う」と主張したが、同裁判長は「建築の専門家としての常識的判断に反し不適切な建物」について「構造図を見れば明らかで注意義務に違反する」と退けた。県側は「控訴するかは検討したい」としている。













