大言小語 家賃保証騒動に欠けている点
住宅新報 2009年3月3日 号 1面
家賃債務保証業務を巡るトラブルが多くなっている。本紙既報の通り、国土交通省などが関連団体に業務の適正実施の確保を要請した(2月24日号1面)。そんな中、福岡簡易裁判所で、家賃保証会社に損害賠償を求める判決が言い渡された。
▼入居者の家賃滞納(3カ月)に、家賃保証会社が督促をした際、未明の時間帯まで取り立て行為を行ったことに対し、「生活の平穏を害する」として、5万円の損害賠償を裁判所が認めたというものだ。最近のトラブルには、そもそも借家契約ではなく、「施設付き鍵利用契約」であると言って無断で鍵を変えるケースもある。
▼「滞納する方が悪く、文句の言えた義理ではない」という意見もある。確かに非は入居者にもあるが、だからと言って何をしてもいいわけではない。先日、作家の村上春樹氏はエルサレム賞の受賞スピーチで、イスラエルを「壁」に、弱い立場のパレスチナ・ガザ地区の人々を「卵」とたとえ、「卵」の側に立つと話し、人々に感動を与えた。













