震災に負けるな! 東急不、グループ挙げて支援活動
住宅新報 2011年8月30日 号 14面
東急不動産は、グループを挙げた被災地支援ボランティア活動に注力している。
4月に入ってから、経営企画統括部広報・CSR推進部の中に、「震災対応プロジェクトチーム」を発足させた。建設や街づくりが不動産会社の実務に沿った復興支援策といえるが、それに着手するには数年かかることが予想される。その間でも、何かできることはないかという考えから組織化したものだ。グループ会社の社員に、現地での支援活動に従事するボランティアグループへの参加呼び掛けなどをしている。
この8月20-23日には、福島県裏磐梯で開かれた「みどりの東北元気キャンプ」の活動支援を行った。運営の手伝いと活動資金の提供だ。7月30-8月2日に行われたキャンプに続く2回目の支援となる。
同キャンプの目的は、「被災した子供の心のケア」。東京学芸大学の小林正幸教授の総合監修のもと、野外活動家と臨床心理士たちがタッグを組み実行委員会を立ち上げた。阪神淡路大震災後、「PTSD」に代表される心の病が子供たちの間で見られたことから、未然防止を狙ったものだという。
福島県内を中心とした被災地の小学3年生-中学生が参加。1回目は60人、今回は90人が集まった。3泊4日の期間、宿泊費、食事代、野外活動費はすべて無料。専門家たちが1日ごとに「出会いの日」「信頼と協力の日」「課題達成の日」「成長を実感する日」と定め、子供たちはそれに応じたプログラムを楽しくこなしていった。
東急不動産のボランティアスタッフは、写真撮影も担当。その場で手渡せるよう現地にプリンターを持ち込み、1600枚以上の写真を配布した。「子供たちが、楽しい思い出として残してくれれば嬉しい」と話している。
同実行委員会は今後、同様のキャンプを宮城や岩手でも開催する予定だ。今回は、東急不動産のバックアップもあったため大きな規模で開催できたようだ。同社では、継続的な支援を考えているという。













