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スタンダード会員限定ニュースが分かる! QアンドA マンションで『コミュニティ』重視の流れ

住宅新報 2011年8月16日 号 12面

 記者A

 震災発生から5カ月。この期間、住宅市場では様々な変化があったが、マンション業界はどうだい?

 記者B

 地盤重視の傾向、豪華な設備よりも耐震など基本設計を重視する流れ、戸別太陽光システムへの注目などいろいろとある。その中でも、コミュニティを重視する流れは加速したな。

 A

 以前からコミュニティ重視の機運はあったが、あの時の恐怖や不安感から、住民同士の結束を重視するようになったのだろう。

 B

 特に大規模マンションで、様々な交流イベントやサークル作りを積極的にやりましょう、と提案するディベロッパーが増えてきた。また、入居前の段階で契約者同士をモデルルームなどに集め、交流会を開催するといったケースもある。以前にも増して、そのような交流会に参加する人が増えているというのがディベロッパーの感想だ。

 A

 理屈抜きで、歓迎すべき取り組みだ。でも大規模物件だけなのか?

 B

 数百戸クラスの物件が多いね。「小さい物件の場合、わざわざそのような交流会を開かなくてもコミュニティは形成されやすい」という考えのようだが、70-80戸のマンションでも交流会などがないと顔を合わせる機会はなかなかないと思う。小ぶりな物件でも取り組みが見られるようになれば、それこそ『本物』だね。

 A

 しかし、マンションとコミュニティか……。普通の組み合わせとして最近は使っていたが、コミュニティや近所付き合いを煩わしく思う人が、マンションには多いというのが以前の『通説』だったように思う。時代の移り変わりかな。

 B

 そうだな。ある戸建て住宅エリアの自治会役員は、「近隣のマンションで独自に活動している自治会は非常に活発。それに比べて、我々の低迷具合といったら……」と嘆いていた。

 A

 逆のような気もするがな。でも、マンションは修繕や管理の問題など、居住者が協力し合わなければならない要素がふんだんにある。一方、戸建て住宅はそれぞれがそれぞれの持ち物。「資産を守る」という意味での『つながり』にはメリットを見出さないのだろう。

 B

 新しいマンションは、若い世代が多いこともコミュニティが活発になる一因だろうね。あくまで私見だが、若ければ若いほどコミュニティ形成を苦にしない人が多いように思う。

 A

 でも、会社の飲み会を平気で断るなど、コミュニティを重視しない最近の若者像もあるが。

 B

 それは、どこに価値観を置くかの違いだと思う。私生活(プライベート)に置けばおくほど、私生活であるマンションでのコミュニティ活動にもスムーズに入っていけるのだろう。

 A

 なるほど。一理あるかもな。

 B

 まっ、我々団塊ジュニア世代は、会社でも私生活でもいろいろ求められるけどな。大変だよ、お互い。

 A

 そうだな……、でも、いつか良いこともあるさ!

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