マンション 災害時のトイレ対策 備え生かすのは組織力 『3.11あの時から変わる思考と志向』
住宅新報 2011年8月9日 号 19面
震災から4カ月が経ち、物理的な被害を受けたマンションでは補修が一段落。耐震化を始め、居住者の関心は『次』への備えに移行しているようだ。ここで見落とされがちなのが『トイレ』。マンションでは、事態がより深刻化する心配もある。事前に取り組むべきトイレ対策とは。
先の震災で首都圏のライフラインに大きな不具合は生じず、トイレ関連の被害もほとんど報告されていない。その中で例外だったのが、千葉県浦安市内の一部エリアだ。液状化現象により地中の水道管が破損し、給排水機能が正常化するのに約2週間かかった。
複数の公共施設に仮設トイレが用意されたが、段差だらけの地面は文字通り苦難の道のりだ。寒い中ようやくたどり着くと段差が立ちはだかり、そのうえ形態は使い慣れない和式。緊急時とは言え、特に高齢者や子どもを持つ親の負担は決して小さくなかった。『我慢』で健康損ねる恐れ













