『コミュニティ重視の機運』 「つながり」がもたらす安心感 『3.11あの時から変わる思考と志向』
住宅新報 2011年8月9日 号 18面
「湾岸エリアから内陸部へ」「地盤への関心高まる」--。東日本大震災以降、マンション業界では様々な変化が報じられている。その中でも、ハード面とソフト面に分けた場合の変化として、顕著に表れたのが今回取り上げた2つ。「戸別太陽光」と「コミュニティ」だ。将来、「あの時が大きな変化の起点だった」と振り返ることになるだろう。
入居者同士のコミュニティ形成の大切さは、当然のことながら震災前から指摘されてきた。マンションディベロッパーの間では、大規模物件を中心にそれをサポートする活動として、支援会社と共に様々なイベントを開催するといった動きも見られている。
ただ、コミュニティ形成支援のセルフィッシュネス(東京都世田谷区)の鎌田菜穂子社長は、コミュニティ形成を重視するディベロッパーは震災前からも数多くあるとした上で、「以前は、物件PRの1つの手段の意味合いも大きかったように思う。それが震災以降は、『安心と安全のために』というとらえ方に変わってきたようだ」と話す。同社がこれまで手掛けてきたコミュニティサポートの運営実績は約30物件。震災以降、ディベロッパーからの問い合わせや依頼が急に増えたというわけではないが、「考え方」が変わったと指摘する。追浜の大規模物件で













