知って得する建物の豆知識(67) 冷陰極管CCFL 蛍光灯版LEDに期待
住宅新報 2011年8月9日 号 4面
節電の花形として話題を集めているのが、LED照明です。当初は電力消費と長寿命がメリットでも、白熱灯に比べ照度が不足しており、光束が狭くスポットライトのような使い方しかできませんでした。しかしながら、最近は白熱灯100ワット相当を超えるものや光束の幅が広いもの、調光機が使えるものなどが登場しています。また、ムード照明としてエジソンが電球を発明した当時のような、透明ガラスのタングステン風ランプも販売されるなどバラエティーに富み、選びやすくなってきました。省エネの切り札
LEDランプの影に隠れた存在ですが、「冷陰極管」も省エネの切り札として注目したいアイテムです。冷陰極管は従来の蛍光管と基本構造は変わりませんが、電極に特徴があります。従来タイプは、非常に細いエミッターと呼ばれるフィラメントコイル型電極から電子を放出して管内に封入されたガスを活性化させ、管内面に塗られた蛍光体を発光させていましたが、冷陰極管ではエミッターよりもはるかに大きな棒状の電極を使い封入ガスを活性化させます。元々は非常誘導灯やレーザープリンタの発光部などに使用されていましたが、液晶ディスプレイのバックライトとして使われるようになったことで需要が一気に拡大し、技術開発も進みました。
従来型蛍光灯はスイッチを入れた瞬間にフィラメントコイルに大電流が流れ、微弱ながらもコイルが気化してしまいます。このためオン・オフ動作を繰り返すことで次第にコイルが痩せていき、最後には断線して点灯しなくなります。













