日本インスペ協 専用の賠償責任保険 11月めどに運用開始
住宅新報 2011年8月9日 号 4面
日本ホームインスペクターズ協会(東京都中央区)は11月を目途に、公認ホームインスペクター専用の賠償責任保険の運用を始める。東京海上日動火災保険(東京都千代田区)との共同開発によるもの。建物検査中に家財を壊してしまった場合など、業務遂行に起因する損害が支払い対象となる。免責金額(1事故)は1000円、1事故当たりてん補限度額は1000万円。保険期間は1年間。
契約者は同協会。被保険者は、同協会が実施する公認ホームインスペクター試験の合格者のうち、インスペクションを業として行うことを表明した『実務登録者』。年会費(1万8000円)に保険料が含まれる形となる。
同協会によると、インスペクションの対象となる物件の多くが居住中の住宅。家財を傷つけてしまうリスクを完全に回避することは難しく、加えて公認ホームインスペクターの大半が個人または中小規模の事業者であることから、事故件数がわずかでも金銭的負担が大きくなりかねない。こうしたリスクを軽減し、「依頼者により安心感を持ってもらうため」(同協会)開発に着手したという。これまで建築業者向けの損害賠償保険をアレンジし利用していた事業者もいたが、「協会でまとめて引き受けることで、保険料を抑えることができる」(同)のが利点だ。
なお、インスペクション業務の『見落とし』をカバーする保険についても、会員数を増やし事故率がある程度把握可能になった段階で、整備する方針だという。













