森ビル 虎六再開発 「非常用自家発電」導入へ BCP対応 非常時に85%をカバー
住宅新報 2011年8月9日 号 3面
森ビルはこのほど、12年に竣工する大規模再開発「虎ノ門・六本木地区第一種市街地再開発事業」(東京都港区)に、停電時に都市ガス(中圧ガス)による自家発電で電力を供給できる非常用発電システムを導入する。都市機能の維持と入居企業の事業継続性を高める観点から、今後のプロジェクトでも非常時の電力供給の更なる強化に取り組む方針だ。
震災後、電力需給が課題となる中、大規模ガスコジェネレーションシステムで自家発電を行う六本木ヒルズへの注目が集まった。同社が実施した企業アンケートでも、耐震性能や非常用発電設備の有無を重視する企業が急増。事業継続計画(BCP)への企業意識が高まっていることを受けて、非常用自家発電を導入することにした。
従来の一般的なオフィスビルが、避難用照明や換気、消火設備などの保安負荷のみを対象にした非常用発電設備の電力供給にとどまるのに対し、導入予定のシステムはOAコンセントや照明、空調など専用部への電力供給も含めて、想定最大使用電力の約85%を供給できるのが特徴。六本木ヒルズと同じ都市ガスが主燃料で、ガス供給が停止しても重油貯蔵タンクの増強により同量の電力供給が継続できる。













