都心の発電所、初公開 六本木ヒルズ 東電にも電力供給
住宅新報 2011年7月5日 号 3面
森ビルは6月29日、同社が管理・運営する六本木ヒルズで使用されている電力すべてを賄う、特定電気事業による発電設備を報道機関に公開した。子会社の六本木エネルギーサービスが事業者となるこの発電設備は、六本木ヒルズの地下にあり、都市ガスを燃料に発電を行っている。採用する装置は、蒸気噴射型ガスタービン発電機で、電力と共に発生した蒸気を熱に変えて地域冷暖房にも活用しているガスコージェネレーションと地域冷暖房が一体となった複合プラントだ。
電力制限の影響を受けずに電力を安定供給でき、先の大震災後の電力不足では、同施設の電力を東京電力に融通し、注目を集めた。送電した電力は3000キロワットから4000キロワットで、最大時には一般家庭約1100世帯分に相当する電力を供給できるという。
この独自のエネルギープラントは、三重のバックアップ機能を備えている。通常は都市ガスによる発電を行うが、ガス供給が停止した際は、東京電力による電源供給で発電できる。更に3日間の備蓄がある灯油による自家発電にも対応できる仕組み。発電量は、発電装置であるガスタービン1台当たり6360キロワットが合計6台あり、全て稼動した場合は3万8660キロワットに上る。













