鑑定士登録、アジアで導入 英国RICS 評価基準の国際化対応で
住宅新報 2011年7月26日 号 3面
不動産鑑定評価の分野などで国際的に権威のある組織、英国のRICS(王立勅許鑑定士協会)は英国で先行導入した鑑定士登録制度を今秋、アジア地区でも導入する方針だ。来日したRICSアジア議長、クリス・ブルック氏(中国・北京在住)が明らかにした。この制度は、RICS会員が発行する鑑定評価書の精度、信頼度を高めるためのもので、「レッドブック」と呼ばれる独自の評価基準に準拠した内容であることを示すと共に、より安全な不動産取引を手助けするための制度だという。(2面に関連記事)
ブルック氏によると、昨年10月に導入した英国では既に、RICS会員であっても鑑定士として登録しないと鑑定評価書を発行できないところまで浸透。アジア地区でも必須の制度として、10月にスタートすることで機関決定した。RICS支部のある香港、中国、シンガポール、マレーシアなどで一斉に踏み切る。日本はまだ支部がなく、当面、日本の制度に準拠したもので対応するが、支部設立を含め、今後の検討課題としていく。
この背景には、「クライアント自体がグローバル化している」ことがある。特に、機関投資家にとって、欧州、アジアなどどの地域でも鑑定評価の基準、内容が統一されることは取引の安全・安心につながり、「非常に重要なこと」だとしている。













