大言小語 緩やかに解凍してきたマンション市場
住宅新報 2009年2月10日 号 1面
「耐震偽装事件以後、物件自体は間違いない。問題は、用地・建築費高騰で高くなった価格。これさえ折り合えば」。業界側の出血覚悟の値下げ効果で、ようやく客足が戻ってきた。凍結状態だったマンション市場が動き始めたことに、業界関係者は胸をなで下ろす。
▼なぜ、この不況期に住宅ローンを背負うマンション購入を検討する人が出てくるのか。(1)価格は下がったが賃貸の家賃は下がっていない(2)ローン金利が下がる可能性(3)最大のローン減税に加え、(4)「消費税引き上げ」の宣伝効果も、という見方もある。損得感だけではなく、将来的な「心の安定感」をどこに求めるかという要素もある。
▼購入の中心層は20代後半から30代の若者。安定・堅実で、「巣ごもり」志向とも言われ、住宅にはお金を掛ける。大手販売会社によると、その層の1月の「買い時感」は、昨秋と比べぐっと高まった。パンフレットやチラシなどを基に価格を確認して具体的な「検討・交渉」に出動している。













