環境不動産 価値指標を実用化 国交省が今年度内 市場利便性向上へ改善
住宅新報 2011年7月12日 号 2面
国土交通省は、不動産の環境性能と経済価値との関係を示す指標の実用化を目指す。環境に配慮した不動産の投資活性化などが目的。企業利益をCO2排出量で割って算出する経営指標ROC(リターン・オン・カーボン)の応用版として、同省が5月に公表した不動産1棟ごとのROC(不動産ROC)を市場で使いやすい形に改善する。今年度内にも策定したい考えだ。
不動産ROCは、同省が10年度に有識者からの意見を聴取、研究していた成果物。不動産の賃料収入から経費(管理費や固定資産税など)を控除して求める純収益(NOI)をその不動産が排出するCO2排出量で割ったもので、NOIに大きな影響を与えている取得価格要因を除いた形を不動産ROCとしている。
研究に参加した有識者からは、「大いに使われる可能性がある」との意見がある一方、「練っていく必要がある」との声が挙がっていた。特にビルの立地やグレード、テナントのオフィス利用法に大きく左右されることなどが課題だ。













