大言小語 意外なブーム
住宅新報 2011年6月28日 号 1面
将棋界最強者を決める名人戦は森内九段が羽生名人を破り、4期ぶりに復位を果たした。お互い子供の頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルを破った森内。喜びもさぞひとしおだろう。なお一層の精進を望みたい。
▼実は今、将棋が子供たちの間でブームとなっているという。勝負事全般が好きな小子でも正直、眉唾ものと思っていたが、公共団体が主催する様々な子供教室でも、他の趣味には閉鎖するものもあるのに、将棋だけは倍増した、という。
▼人気の理由は、まず、電気を使わないボードゲームであること。原発事故による節電奨励で、ゲーム機によらない遊びがはやっているという。そして、最大の理由は、母親が積極的に学ばせているということだ。「考える力がつく」「危機対応能力が試される」「礼儀正しくなる」など、『将棋効果』は母親にとって垂涎(ぜん)の魅力らしい。













