知って得する建物の豆知識(64) 3Dプリンター
住宅新報 2011年6月21日 号 4面
不動産物件の顧客への情報提示は、2次元的な印刷物が主流です。物件の案内パンフレットなどに、3DCGのパース(透視図)や図面が印刷されています。また売り建て物件などでは、専属の建築士やインテリアプランナー、外部専門業者による図面やパースで顧客の関心を引き、契約に持っていくことが多いです。中でもパースは素人に分かりやすく、人気のプレゼン手法です。CGパースであればPCを使って、どのような角度からも見ることができますし、気に入ってもらったアングルのパースを印刷して渡すこともできます。最近では3D眼鏡をかけ3次元モニターを見る方法も出てきてはいますが、結局は2次元パースの変型でしかないわけです。『立体』で信頼勝ち取る
建築家などはCGパースではなく、厚紙やスチレンボードで作った、手作り感のある模型をクライアントに見せることで、信頼感を得ているケースも少なくありません。アトリエ系の設計事務所では建築学科の学生をアルバイトに雇い、模型製作要員に仕立てているところもあります。CGなどと異なり、実際に手で触れ持ち帰ることのできる模型はクライアントの夢を大きく広げ、「オンリーワン」の感覚を持ってもらうことで信頼獲得にもつながります。
ディベロッパーや中堅ハウスメーカーレベルではこのようなサービスを行うことは非常に難しく、むしろ営業などからは「必要以上に顧客の要望を出させることになり、クロージングに差し支える」などの意見もあるようです。しかし、あるレベル以上の顧客に「オンリーワン」感覚を持ってもらうことは、非常に効果的であることも確かです。『樹脂』がインク代わり













