外断熱で大規模修繕 家を丸ごと暖かく 既存断熱との相乗効果 完璧でなくても大丈夫
住宅新報 2011年6月21日 号 4面
「スキーウェアを着て寝るほど寝室が寒かったが、今年の冬は布団1枚で平気だった」。そう話すのは、東京・多摩ニュータウン内に立地する3-5階建ての団地「ホームタウン南大沢」の居住者、横山美樹雄さん。家全体が暖かくなり、灯油の消費量も前年比で約3割減ったという。同物件では10年1月、外断熱が主体の大規模修繕を実施し、温熱環境が改善した。15年前に屋根を外断熱改修した際、最上階の住戸で遮熱効果が実証されていたことから、壁全体の改修についても難なく合意形成に至った。
外断熱とは、コンクリート躯体の外側に厚い断熱材を連続して施工する工法で、建物全体が魔法瓶のように保温される。少ない冷暖房負荷で、冬は室温が下がりにくく、夏は涼しさが持続するのが特徴だ。
室内の温度差が生じにくいことから、マンションにつきものとされる結露の軽減を図ることも可能。「ホームタウン」で以前、全146戸を対象に実施したアンケート結果によると、77%で結露が、80%の住戸でカビが発生していた。壁紙を2年ごとに張り替える住戸もあったほどだが、改修後は横山さん宅を含め、「まったく結露しなくなった」との声が多数挙がっているという。窓の断熱性も重要













