部分スリットで「技術評価」取得 耐震補強を積極提案へ 長谷工コーポなど
住宅新報 2011年6月7日 号 10面
長谷工コーポレーションと、耐震スリットの製造・販売・施工を行うロンビックジャパンの2社が共同開発した「後施工部分スリットによる柱の耐震補強工法」が、日本建築防災協会の技術評価を取得した。「今回の技術評価取得で、完全スリット工法と同等の耐震補強効果があることが認められた。管理組合にとっても、特定行政庁に耐震改修認定を申請する際の審査が容易になるメリットが生まれる」としている。
躯体の柱と腰壁を切り離す「スリット」は、柱の耐震性能を向上させ地震発生時における柱のせん断を防止する役割を果たすが、日本建築防災協会の設計指針では、柱と腰壁を完全に切り離す「完全スリット工法」の採用を原則としていた。ただ、完全スリットだと工事の際に住戸内に影響が及ぶため、居住しながらの工事がしにくいといった問題が指摘されている。
一方、柱と腰壁に残存部分を持たせる「部分スリット」の手法もあるが、同協会の「技術評価」が得られないといったデメリットがある。













