大言小語 今年こそクールな夏に
住宅新報 2011年6月7日 号 1面
創業間もない頃のヤフーの担当者に同行したある夏の日。彼は、米系IT企業の社員らしくポロシャツにラフなパンツ姿で、訪問先の事務所に現れた。ビジネスマンはスーツにネクタイという常識を一瞬にして吹き飛ばされたのが今も印象に残っている。
▼米国ではポロシャツ姿のIT企業経営者が聴衆を前にスピーチする姿が『クール』の象徴だそうで、ネクタイを締めているビジネスマンはむしろ怪しまれる傾向もあると聞く。クールビズが流行り始める十年以上も前の出来事だが、時代は確実にその方向をたどってきたようだ。
▼クールビズが日本の国家的行事になってから5、6年も経つだろうか。関連商品の改良、開発が進み、年々、機能もデザインも向上した。近頃は、単にネクタイを外しただけのクールビズも、ゴルフスタイルそのままだったクールビズもすっかり見られなくなった。おかげで、おじさんたちのセンスも少しは改善してきた。













