ひと 『顧客創造』のプランを 「リノベーション投資書」を出版したリヴァックス専務 巻口成憲さん
住宅新報 2011年5月3日 号 2面
不動産投資におけるリノベーション物件の優位性について、力強く記した『入居者20人待ちのワンルーム経営・不動産投資はリノベーション物件にしなさい!』(かんき出版)を出版した。全般的な知識を網羅した「入門書」に次ぐ第2弾。「マーケティング理論に基づき、長期運用可能な物件の見極め方も解説している」と語る。
10年ほど前から、世の中に飛び交うようになった「リノベーション」。確たる定義がないため、時には「リフォーム」と同じ使われ方をする場面もあるが、「顧客創造のための住居プランの提供」と言葉の意味を説明する。
特に単身者向け物件の場合、プランニングでの差別化は難しいとされる。ただ、時折『感動的』と思えるほどの空間(プランニング)に出会うことがある。その本人も気付かない心の奥底にある「ニーズ」。それを呼び覚ましてくれ、形となって表れている空間に触れた時の感動。住居プランが、顧客を『創造』した瞬間だ。
リヴァックスが、マーケティングを通じて生み出したワンルームリノベーションの「コンセプト」は、11バージョンある。「カフェ仕様」「和モダン」「古民家」など、その種類は様々だ。「入居者目線の物件づくりが第一。第二が投資家目線。でもそれが結局、投資家にとっては最高の結果につながる」。それぞれのバージョンから提供した全58物件は、すべて満室だ。
『中古再生』をテーマとするリヴァックスの設立メンバー。5年半経過した今、社員数は40人に拡大した。『建築家集団』と誤解されることもあるようだが、「普通の不動産会社です(笑)」。設計、建築、広告などはアライアンス企業と協力。様々な力を結集させて1つの『作品』を作り出し、それを流通させる。「要は、ニーズに適った商品は何かを考え、選定し、それを世の中に提供する仕事です」。
簡単なようでいて最も難しいことを、いともたやすくやってのけている。
(福島
康二)













