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太陽光路面発電装置で実装試験 MIRAI―LABO・JR東海

 MIRAI―LABO(東京都八王子市)と、東海旅客鉄道(JR東海、名古屋市中村区)は、JR東海の小牧研究施設内で、「太陽光路面発電装置と中古EV(電気自動車)の廃バッテリーを組み合わせた自立給電システム」の共同実証試験に着手した。施設内での利用や、災害時などの非常用電源としての活用を検証する。

 実証試験では、リサイクルプラスチックを使用したパレットと道路に設置可能な太陽光パネルを組み合わせた太陽光路面発電装置と、中古EVの廃バッテリーを用いた蓄電装置で構成する自立給電システムを活用する。

 設置後に人がその上を歩くことができ、設置場所の制約がなく、幅広い用途に対応でき、架台の設置や設置個所の舗装などの大規模な工事も必要ない。

 同システムは、パレット形状で運搬がしやすく、災害時などに必要な箇所へ速やかに設置できる。今回の試験で、頻繁に充放電を繰り返す過酷な条件下で、耐久性を評価する。