カナリー(東京都港区)は、合同セミナー「来店増加のための新施策3選」をオンラインで開催した。ウェブ集客の更なる効果的な手法を解説した。
同社の森田祐介氏は、「不動産仲介業務と似ている異業種として、個人向けで競合他社との競争が激しく、機会が幾度もないような、短期間で意思決定を要する人材・採用業界、ウェディング業界、自動車販売業界の各業界での営業活動の取り組みが参考になる。そこでは、理屈ではなく、世界観や情緒、ブランド力が重要視されている。キャンペーンなどの興味を引く内容を提示し、スピード感を持ち、具体的に面談の希望日時を伝えること。まずは来店を訴求することが重要」と説明した。
ヘヤクレス(東京都渋谷区)の高坂周氏は、「自転車レースのツール・ド・フランスで注目されたマージナルゲインの考え方によると、1パーセントのわずかな改善の積み重ねが、いずれは大きな成果を生み出すことにつながる。反響の返信メールでは、回数や頻度などのメール業務の構成要素を細かく分解して改善すること。競合他社の活動を調べ、参考情報として比較すれば、一層効果が出る」と解説した。
アンビションDXホールディングス(東京都渋谷区)の田子大輔氏は、不動産業務のデジタル最適化を支援している同社が提供する物件情報取得・入力自動化サービス「ラクテック 自動入力」などの最新サービスを紹介した。