マンション・開発・経営

不在日は外部に貸せるオフィス、UnitoとYuinchuが開発

 住宅シェアリングなどのプラットフォーム事業を手掛けるUnito(ユニット、東京都千代田区、近藤佑太朗社長)は、使用しない日のオフィスを外部に貸し出す同社の料金システム「リレント」を導入した新オフィス「unitoスタジオ大橋会館」を、Yuinchu(東京都品川区、小野正視社長)と共同で開発した。Yuinchuは新オフィスのインテリアコーディネートのほか、使用しない日の「リレント」集客や運営業務を受託。Unitoは7月1日付で、今回の新オフィスへ移転している。

 新オフィスは、大規模リノベーションの上で今夏開業予定の商業・オフィス複合施設「大橋会館」(東京都目黒区)内に開設。Unitoはこれまで、自宅を不在にする日に宿泊施設として貸し出すことで家賃が減額される「リレント」事業を展開しており、今回はこの仕組みをオフィスにも活用した形だ。同社の入居と併せて、レンタルスペースとしての提供も開始している。

 新オフィスは約45平方メートルで、最大収容人数は立席時30人、着席時は24人。テーブルや椅子などのほか、ディスプレイやプロジェクター、ホワイトボードなどを備える。通常のオフィス用途のほか、イベントやワークショップを目的とした「リレント」利用も想定する。1時間当たりの利用料金(7月10日現在)は、「会議・ワークショップ・スチール撮影」が1万2100円、「ムービー撮影」の場合は1万4300円となっている。貸し出し業務や予約受け付けは、Yuinchuの運営する「GOBLIN.」「SHOOTEST」などのレンタルスペースプラットフォームで行う。

(写真) 「unitoスタジオ大橋会館」内観