マンション・開発・経営

海外事業重点化に、ベトナムで分譲住宅事業に参入 サムティ

 不動産開発のサムティ(大阪市淀川区)は、子会社のSAMTY ASIA INVESTMENTS PTE LTDを通じてベトナムの大手不動産ディベロッパーVINHOMES JOINT STOCK COMPANY(ベトナム・ハノイ市)と共同し、ベトナム・ハノイ市で分譲住宅事業に参入する。サムティは新中期経営計画で海外事業の推進を重点戦略の一つに位置付け、今後5年間で海外事業の収益をグループ全体の30パーセントにする目標を掲げており、その一環の取り組みとなる。
 今回の取り組みでは、事業期間は約3年間とし、総事業費約350億円を投じ、総売上は約407億円を見込んでいる。サムティでは、ハノイ市内の約280ヘクタールの用地で既に開発を進めている現地の同・大手不動産ディベロッパーの子会社で不動産開発のS-VIN VIETNAM REAL ESTATE TRADING JOINT STOCK COMPANYの株式90%を取得して孫会社化することで、同開発プロジェクトに参画する。