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KYBが免震装置不適合問題で対象の10物件を追加公表

 10月に免震・制震オイルダンパーの検査工程における不適切行為を公表したKYB(東京都港区、中島康輔社長)は11月30日、検査不適合の免震製品を使用した物件10件(大臣認定不適合、顧客契約基準外、不明の合計)を新たに公表した。うち「不適合」は3件。
 公表された物件名と所在地は以下の通り。
 【不適合】台東区立台東病院・老人保健施設千束(東京都台東区)▽三浦市立病院(神奈川県三浦市)▽長岡市シティホールプラザアオーレ長岡(新潟県長岡市)
 【基準外】伊方発電所総合事務所(愛媛県西宇和郡伊方町)
 【不明】いわき市立総合磐城共立病院新病院(福島県いわき市)▽日本原子力研究開発機構本部安全管理棟(茨城県那珂郡東海村)▽日本原子力研究開発機構原子力科学研究所安全研究棟(茨城県那珂郡東海村)▽砺波市立砺波総合病院南棟(富山県砺波市)▽北名古屋市役所西庁舎(愛知県北名古屋市)▽あま市民病院(愛知県あま市)
 なお同社は「不明」のうち、日本原子力研究開発機構の2施設について、「放射性物質を扱っていない一般施設」と説明している。