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東京・瑞江で1棟リノベーション リビタ

 既存建物の再生事業を手掛けるリビタ(東京都渋谷区)が、企業社宅を1棟まるごとリノベーションした分譲マンション「リノア瑞江」(東京都江戸川区)の第1期販売を9月1日に開始する。専有面積は全戸81.2平方メートルで、3600万~3800万円台に分譲価格を設定。周辺では同等の広さを有するマンションが少ないことから、新築より割安に広い住戸を取得できる点をアピールポイントの上位に据える。8月中旬からモデルルームを一般公開し、地元の子育て世帯を中心に50組以上が来場している。
 物件は築後20年が経つ元企業社宅で、総戸数20戸の4階建て。同社の1棟再生ノウハウに従い、第三者機関(ハウスプラス住宅保証)による建物調査・診断の結果を踏まえて大規模修繕を実施し、共用部のデザインと設備機器類を一新。品質を客観的に証明する手段としては既存住宅性能表示制度のA評価を取得したほか、リノベーション住宅推進協議会が区分所有マンションの1棟全体を対象に定める基準「R3住宅」に適合させた。内装は、複数のパターンから間取りや建材の色彩・素材を選択する「セレクトコース」が基本。設計料を追加すればカスタマイズも可能で、完全自由設計にも対応する。
 物件は2013年2月に竣工予定。