持ち家を活用した年金制度「ビアジェ」を提案 シンジ協
不動産シンジケーション協議会(理事長・田中順一郎三井不動産会長)はこのほど、個人の住宅資産を活用した新しいスタイルの年金制度「ビアジェ」(viager)に関する研究成果をまとめ、同制度を導入した不動産証券化事業のスキームについての提案を行うことになった。
これは、会員参加型研究会である日本版ビアジェの実現可能性研究会が最終報告書の中でまとめたもので、自宅を担保とした融資である既存のリバースモーゲージ制度の欠点を補うかたちで持ち家を利用した終身年金制度を提案し、不動産特定共同事業との組み合わせで不動産証券化商品として事業化のシュミレーションを行っているのが特徴。
例えば、70歳の高齢者がビアジュ制度を利用した場合、同研究会の試算では時価5000万円の一戸建ての持ち家で月額11.7万円の終身年金額に転換できる。自宅を売却した資金で終身年金保険に加入して賃貸住宅に住む場合に比べて、前提条件によって変化するがネット受け取り金額が有利となり、高齢者は生涯、自宅で生活できるうえ、長生きするほど多くの年金を受け取ることができる。













