シックハウス症候群の相談が増加
優良住宅部品の認定を行っている財団法人ベターリビング(東京都千代田区二番町)の住宅部品PLセンターの調べによると、98年度の住宅部品に関する相談件数は10年11月までの集計で356件で、97年度と比べるとこの時点ですでに15%増えていることがわかった。
「製造物責任法(PL法)」が施行された95年度以降、各メーカーの製造物責任に対する関心も高まり、ユーザーへの相談体制も強化されたため、PLセンターへのクレーム・相談数は年々減少していたが、ここへきて再び増加した格好となった。中でもホルムアルデヒドなど揮発性有機化合物(VOC)が原因となる「シックハウス症候群」に関する相談は、全相談件数の4割近くを占めた。「中枢神経機能障害」にまで症状が悪化するケースもあったが、判例や解決事例がまだ少ないのが実情で、相談斡旋期間も長期化している。
同財団では弁護士、消費者団体、学識経験者などからなる「室内環境問題相談会議」を開設し、シックハウス症候群に関する情報の収集に当たっているが、今後も化学繊維、塗料工業会などの関連PLセンターとの情報交換を密にしていく方向だ。













