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旭化成が増築システムを開発、費用・施工の負担を軽減

 旭化成工業は昨年から新しい事業戦略ビジョンとして「ロングライフ住宅(長期耐用住宅)の実現」を掲げているが、このほどその一環として新築する時点において容易に増築できるシステムを導入しておくことで、増築時における費用や施工上の負担を軽減できる新システムを開発したと発表した。同時にこのシステムを搭載することができる2階建て住宅「へーベルハウス アービング」(鉄骨軸組み構造)を4月10日から発売開始する。
 この増築システムは2階建てを3階建てにする3階増築タイプ、2階のベランダ部分を増築するベランダ増築タイプ、1階増築タイプの3パターンで組み合わせも可能。新築時から増築を想定した施工を行うため、通常より100万円近くコスト高になるが、実際に増築工事を行う場合は、同社のプランを例にすると延べ床面積128.77平方メートルの2階建て住宅を165.60平方メートルの3階建てにした場合、約800万円から1200万円(設備などを含む)の費用で済むという。
 アービングの価格は3.3平方メートルあたり56万円からで、3階増築タイプのシステムを導入すると同58.5万円、ほかの2タイプだと同56.5万円からの価格設定になっている。
 昨年ロングライフ住宅研究所が実施した調査でも、現在居住している住宅について広さに対する不満が多く、このために増築工事を行った家庭が過半数を超えていることがわかったが、増築などを実施した結果、費用の面や工事中の生活への支障、建物の構造上の制約で満足のいくリフォームができなかったという声も多かった。増改築は長期の居住に欠かすことのできないポイントだけに本格的な増築対応型住宅の登場といえよう。

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