10年度の住宅着工117万戸で58年以来の低水準
建設省がこのほど発表した新設住宅着工戸数によると、3月の着工戸数は9万9,757戸となり、前年同期比で微増となり27ヶ月ぶりの増加となった。
これにより、年初から回復傾向を見せていた住宅着工戸数は、平成10年度合計が昨年より約16万戸少ない117万9,536戸にとどまり、昭和58年の113万戸以来の低水準となった。
昨年4月からの推移を見ると、1月までのすべての月において前年対比10%以上のマイナスで推移、2月が若干鈍化してマイナス9%に、3月だけがかろうじて微増となった。
利用関係別では、貸家、給与住宅、分譲住宅の着工はいまだ前年対比でマイナスで推移しているのに対し、持ち家は2月よりプラスに転じている。特に住宅金融公庫融資による持ち家は昨年の9月以降から増加しており、2月は約40%、この3月は約70%とそれぞれ大幅に増加している。
同省では「貸家、分譲住宅は引き続き減少しているものの、持ち家を中心に総戸数では前年を上回る水準で推移してくものと見込まれる」とコメントしている。













