オゾンセーフガス利用の新断熱材「ネオマフォーム」を開発 旭化成工業
旭化成工業は28日、米国の大手建築資材会社オーエンスコーニング社の基礎技術をベースにフェノール系の新断熱建材「ネオマフォーム」の開発に成功し、10月からその生産工場の建設に着手すると発表した。
「ネオマフォーム」は、オゾン層に影響がないとされる新代替フロン(オゾンセーフガス)を使用したフェノール樹脂の発泡体で、完成時の熱伝導率が0.017kcal/mh℃と従来のプラスチック系と比較すると2倍近い断熱性能を有しているのが特徴。また、性能の経年劣化が少なく、火災に対しても炎上せずに炭化するだけで耐火性にも優れている。
生産ラインとなる新工場は茨城県猿島郡に所在する既存工場内に新設、総工費50億円、年間1000万平方メートルの生産能力を持つ工場となる予定。
住宅をはじめ建築物の省エネルギー化、地球温暖化防止などを図るため環境に配慮した建材への関心が高まっているが、同社では「ネオマフォーム」の事業化により断熱建材のシェア拡大と機械設備、電気製品、輸送機器なども視野に入れた事業を展開する考えだ。2004年度には100億円の売り上を見込む。













