全国一斉建築パトロールで違反建築物1142棟を摘発
建設省と全国の特定行政庁はこのほど、10月11日から17日にかけて実施した「全国一斉公開建築パトロール」の結果をまとめ発表した。
それによると、全部で2万7,583棟の点検件数のうち摘発された違反建築物は1142棟、昨年度より1.1ポイントの増加となった。昭和47年に初めてパトロールを実施してから、年々違反建築物の件数は減る傾向にあったが、平成9年の717件を底に10年は818件、11年は1142件と増加に転じている。1000件台を超えたのは平成2年の1057件以来9年ぶりとなる。また、完了検査申請や工事監理に関する違反なども約4500件ほどあった。
実施年度や特定行政庁によって最も効率の良い方法を選択して調査を実施していることから、一概に違反建築の増加とは言えないものの、建築に絡むトラブル急増などが問題となっている。
違反内容を見ると、建築確認を取っていないケースが175件、接道義務などの道路関係違反が16件と昨年度より減少したが、容積率・建ぺい率や高さ制限等に関する違反は446件と逆に若干増加し、中間検査や完了検査の申請義務違反に至っては606件と昨年の247件を大きく上回った。また、建築前や建築中に掲示する確認表示の未掲示件数も約4500件にのぼった。













