三菱地所、日本工業倶楽部会館の底地を一部売却
三菱地所は、東京都千代田区丸の内にある「日本工業倶楽部会館」の底地権の一部を、社団法人 日本工業倶楽部へ売却することを発表した。
同倶楽部の敷地はこれまで、三菱地所が底地権を、日本工業倶楽部が借地権を所有していたが、隣接する「永楽ビルヂング」との共同建て替え事業を進める中で、両者の権利関係を調整するため、両社にて資産売買を行うこととなった。同会館の敷地は2314.05平方メートルで、三菱地所は底地権の47.978%を日本工業倶楽部に4,869百万円にて譲渡、その一方で、三菱地所は日本工業倶楽部から借地権の52.022%を15,840百万円で取得する。資産譲渡による同社の譲渡益は約4,740百万円。借地権割合が不明なため、詳細はわからないが、借地権割合が75%と推定すると、敷地の完全所有権価格は坪当たり約58百万円となり、同敷地の前面路線価(坪当たり約31.7百万円)の約1.8倍での取引となる。日本を代表する商業地である丸の内での取引事例は極めて僅少であり、今後の地価動向に影響をも与える取引事例となりそうだ。
また同社は、同日平成12年3月期の決算(単体)を発表した。発表によると、売上は359,078百万円(前年比1.3%減)、営業利益47,500百万円(同7.7%減)、経常利益15,155百万円(同30.4%減)の減収減益となった。前期は棚卸資産の評価損、年金債務の償却により40,000百万円に上る特別損失を計上したため、当期純利益は前年比45.8%減の11,781百万円となった。













