東京都心5区のビル平均空室率は3%台前半で横ばい 三鬼商事調
三鬼商事はこのほど、東京都心5区の最新オフィスビル市況を明らかにしたが、4月末時点の平均空室率は3.23%で前月比0.02ポイント上げ、ほぼ横ばいで推移しているという。
同調査によると、今春は前年に比べ大型の拡張移転や新規進出の動きが落ち着いており、成長企業の需要も依然堅調だが成約までに時間がかかる傾向にある。こうした中で、大型新築ビルは引き合いが活発だがコスト意識が強く、一時的に空室を残すビルも出ているが、大型既存ビルでは条件の良い空室が少なくなっており、在庫の減少傾向に歯止めがかかってきた。このため、景気の先行きに不透明感はあるが、市況は安定した推移となっている。地域別には、千代田区2.93%(前月比0.01ポイント上げ)、中央区3.62%(同0.18ポイント下げ)、港区3.88%(同0.10ポイント上げ)、新宿区2.59%(同0.14ポイント上げ)、渋谷区2.32%(同0.06ポイント上げ)だった。
平均賃料は1万9592円で、前年同月比0.74%(147円)下げた。コスト削減の要望が依然強く、条件が合わないと検討期間が長引くケースも増えているが、新築大型ビルは需要が旺盛で、2万6738円と前年同月比で16.06%(3700円)上昇した。
なお、大阪地区は前月比0.38ポイント上げた9.82%と緩やかな上昇が続いているが、名古屋地区は在庫の減少から同0.44ポイント下げた6.28%となった。













