オフィスビル平均空室率、札幌は悪化、仙台は改善 三鬼商事調べ
三鬼商事はこのほど、札幌と仙台のビジネス地区の4月末時点におけるオフィスビル最新状況を明らかにした。
それによると、札幌の平均空室率は前月比0.30ポイント悪化の9.80%で、3ヶ月連続の悪化。4月は駅前東西地区で自社ビルに移転する大手企業からの解約予告や、他地区でも小規模な撤退や部分返室などテナント企業のリストラに伴う動きが引き続きあり、空室在庫が約1400坪増加した。札幌では「仮称/札幌駅北口伊藤ビル」が話題になるなど大型供給に向けた誘致活動に拍車がかかり、札幌駅の再開発が起爆剤となり、オフィスビル市場に活気が出ることが期待される。
また、仙台の平均空室率は前月比0.04ポイント改善し12.17%だった。仙台地区で平均空室率が低下したのは8ヶ月ぶり。4月は駅前地区で大型需要があり、県庁・市役所周辺地区や駅東地区でも買い替え需要が見られたため。新築ビルの稼働率は好調で、一番町周辺地区で3月に完成した大型ビルは全館満室だった。既存ビルはリストラの影響で大型ハイグレードビルでも空室は出ているものの、このような空室には引合があるため、割安感がある物件では入居が進んでいる。













