東京圏マンション家賃が3年半ぶりに上昇へ 住宅新報社調べ
住宅新報社が実施している年2回(2月、8月)のマンション家賃調査結果がまとまった。それによると、今年8月時点で東京圏は半年前に比べ、3年半振りに上昇に転じた。上昇率は平均で1%台と微増。相場の基調は依然として横ばいだが、分譲物件の賃貸化などが平均家賃を引き上げている可能性もある。
調査は2DK(45平米程度)と3DKタイプごとに家賃相場の下限と上限を業者ヒアリングした。変動率は下限と上限の平均値を前回調査時と比べたもの。
それによると、2DKの平均家賃は約9万6000円で、変動率は1.8%の上昇。3DKは約11万8000円で1.4%の上昇となっている。両タイプが揃って上昇したのは1999年2月調査以来3年半振り。
沿線別では中央、京王、小田急などの人気沿線で2DK平均が3、4%台の上昇となるなど堅調さを示した。反対に、2DKでは東海道線、総武線、東武東上線などが横ばい、3DKでは地下鉄東西線(千葉県内)、埼京線が下落を続けているなどまだら模様となっている。
下限と上限の変動率を比べると、両タイプとも下限の上昇率の方が大きく、なかでも2DKの下限は2.5%と唯一2%台の上昇率となっている。これは、賃貸市場での供給過剰状態が長期化していることから、家賃が下限にある老朽物件などのデッドストック化(市場からの退却)が加速しているためと推測される。













