上場1年を迎えたJリート発展のシナリオ 不動産投資信託
不動産シンジケーション協議会は10月7日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで、「JREIT:発展のシナリオ――上場1年を迎えて」と題しシンポジウムを開催した。
当日は3人のリレー講演のあと、5人のパネラーによるパネルディスカッションが行われ、Jリートの現状を正確に検証しつつ、これからどのようにJリートを育てていくかについて、多様な意見が出された。
なかでも、Jリートの一般への認知に関する意見が興味深く、たとえば、リレー講演で話した戸谷氏(マーケティング・エクセレンス社長、立教大学助教授)は、仮説段階としながら、「Jリートを既に購入した投資家は短期のキャピタルゲイン狙いが多く、期待はずれだったと感じている。ターゲットにすべき層は、積極的に資産運用したいがあまり金融商品の知識を持っていない『興味先行型』の層だ。しかし、この層に対するニーズの喚起ができていない。この層は自分の認識のカテゴリーにうまく取り入れることができる商品であれば購入を検討してくる。そのためにわかりやすい商品にする。たとえば、何と読んでいいかわからない“JREIT”にかわる「ネーミング」の検討。不満を言っているのは短期のキャピタルゲイン狙いの人なので、「利回り」にフォーカスさせること。物件に“丸ビル”が入っているとか、「目に見える」メリットをもっと活かすこと。また、「安心のための拠り所」をつくる。証券会社以外の販売窓口の解禁や、シンジケーション協議会による告知も大切。ファンドの名称について『三菱丸ビルファンド』など出資会社・母胎会社の名称を入れる」など具体的な処方箋を示した。













