ビル空室率の上昇幅が緩やかに 三鬼商事調べ
三鬼商事が発表した6月末時点の東京都心5区オフィスビル市況によると、空室率は前月を0.07ポイント悪化の8.57%だった。大規模な自社ビルやオフィスビル供給の影響がひと段落したため、上昇幅は小幅にとどまった。
大型新築ビルの空室率は15.35%(前月比0.91ポイント改善)、既存ビルは8.12%(同0.12ポイント悪化)だった。新築ビルのオフィス需要は堅調で、竣工後も引合が多く、成約や入居が進んでいる。既存ビルは渋谷区を除く4区で空室在庫が増加したものの、割安感のある好条件の物件は引合が多くなっている。
平均賃料は1万8684円で、前年同月比5.16%下落。テナント企業からの厳しいオフィスコスト削減要望があり、募集賃料の調整が進んでいる。新築ビル2万6854円(同3.60%下落)、既存ビル1万8389万円(同5.49%下落)だった。
区別に空室率を見ると、千代田区6.17%(前月比0.12ポイント悪化)、中央区8.88%(同0.16ポイント悪化)、港区10.39%(同0.10ポイント悪化)、新宿区10.21%(同0.41ポイント悪化)、渋谷区7.16%(同0.25ポイント改善)だった。渋谷区では、大型既存ビルの空室在庫が約1300坪減少し、竣工1年未満の大規模ビル、大型ビル3棟がすべて満室稼動しているため、空室率に改善が見られた。













