六本木ヒルズ森タワーに長周期地震動の検知システム導入 森ビル
森ビルは、今年1月からエレベーターメーカーなどと共同で研究、開発を進めてきた「長周期地震動検知システム」を、東京・港区にある地上54階建ての六本木ヒルズ森タワーにこのほど導入した。導入したのは、海外では風揺れ対策に用いられている、建物が共振した際に振り子の節点接触をセンサーが感知するペンデュラム方式と、初期の長周期地震成分を感知してエレベーターロープが共振する前に信号を発信する長周期地震動スペクトラル方式の2つシステム。
1年前の新潟中越地震では東京の震度は3程度で、同ビルでは既設の地震管制システムが作動しない程度の振動だったにもかかわらず、長周期地震動の影響からエレベーターロープが揺れるなどしたため、一部の高層階用エレベーターが非常停止した。
同社では、共振に伴うエレベーターロープの揺れや絡みの防止についてはすでに各メーカーと対策を講じており、今回の長周期地震動を早い段階で感知できるシステムの導入と合わせて、エレベーターの安全停止、閉じ込め防止、早期復旧に大きな効果を見込んでいる。













