住友不動産「中興の祖」安藤太郎氏が死去、業界連合会会長としても活躍
住友不動産相談役で社長・会長を長く務めた安藤太郎氏が5月9日午前10時13分、老衰のため東京都内の自宅で死去。100歳だった。親族のみで葬儀は済ませた。後日、「お別れの会」を開く予定。喪主は妻・満壽子(ますこ)さん。
安藤氏は宮城県出身で、東京帝大法学部卒業後、1934年住友銀行(現三井住友銀行)入社。72年同行副頭取に昇格した後の74年、第一次石油ショックで経営難に陥った住友不動産社長に転身。同社の経営立て直しを進め、「中興の祖」と呼ばれ、今日の住友不動産の基礎を築いた。また、77年には大手マンションディベロッパーで構成する日本高層住宅協会(01年に不動産協会と合併)の理事長に就任、文字通り不動産業界人、業界の顔の1人となった。
住友不動産では社長・会長を20年務め、94年に取締役相談役に退いた。この間、高層住宅管理業協会を創設(79年12月、会長就任)したほか、90年には不動産・住宅産業団体連合会代表世話人に就任。バブル崩壊で苦しむ住宅・不動産業界の難局打開の先頭に立った。公職では国土庁国土庁国土審議会会長(84年)などを務めた。













