営業・データ

帝国データ調べ、倒産件数は7月に今年最多、不動産業は1割増

 帝国データバンクによれば、全国の企業倒産件数が増加している。7月の速報で倒産件数は956件(前年同月比3.9%増)と2カ月連続で増えて今年最多となった。8カ月ぶりに上場企業(東証グロース市場)が倒産した。956件の負債総額は1664億7300万円だった。

 業種別に見ると、7業種中5業種で前年を上回った。倒産件数はサービス業が最も多く、倒産の増加率では卸売業が最も高い。不動産業は、倒産件数が30件(前年同月比11.1%増)あった。全産業に占める不動産業の割合は3.1%にとどまる。

 地域別では、9地域中5地域で前年を上回る倒産件数となり、関東が329件と最多で7月としては過去10年で最も多い。倒産理由は、人手不足が49件判明し、過去最多タイとなった。